製缶板金加工.com

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厚板材加工時の注意点

製缶板金加工.comには数多くの製缶加工品の製作依頼を頂いております。その中で製作側から見て設計者の方々へ注意をしていただきたいことの一つに、厚板材の表面処理・仕上げの指示についてです。製缶板金加工.comでは板材はレーザ加工及びレーザ・タレパン複合機で加工をしておりますが、レーザ加工機は12t、複合機は6tまでの加工限界があります。その為、16t以上の加工が必要であった場合は、鋼材企業、又は、機械加工企業より加工済の材料を仕入れて、他の製品と組み合わせて最終製品へと加工します。加工作業者が一番加工中に悩むことは 『 厚板材の表面の処理をどう処理をして良いのか? 』 ということです。と言うのも、納入された厚板材の多くの表面は錆や黒皮の所々剥がれている物があり、このまま製品としてお客様へ納品をして良いのか?と悩んでいます。厚板材の多くは削りや穴加工など公差の厳しい加工指示があるため、その面に対しては悩むことがないのですが、加工指示が無い面はお客様・お客様の設計者はどの様なレベルの製品を望んでいるのかが、図面からは読み取ることが難しいのです。下記の写真は実際の厚板材を仕入れた状態です。

厚板材納入状態

厚板材納入状態

厚板材納入状態

厚板材納入状態

厚板材納入状態

厚板材納入状態

 

 

 

 

 

 

表面に若干の錆が浮き出しています。写真では黒皮が剥がれていませんが、この後様々な加工をしていく過程で黒皮が剥がれていきます。そうすると表面に塗装をした場合に表面が凸凹が発生しますし、将来的にはいずれかの段階で、錆が浮き出してきます。ある程度の錆は加工前に当然落とすのですが、錆の深耕度が加工していく過程で分かり難く、錆を完全に除去する為には、フライス加工で1mm程度削りを行わないと錆の除去が難しいです。、

製品プログラマーや加工者としては図面に機械加工などの処理をおこなわない面の状態について別途の記述を入れていただくと、加工工程にロスが少なく、又、見積もしっかりとした物を提出でき、コスト面においても品質面においても納品後に問題となることが少ないです。

設計者には大変かと思いますが、加工後の状態を 別途記述 でも良いので、指示を入れて頂くと、より良い製品作りになることをご理解をして頂きたいと思います。