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VA/VEの基本的考え方 その3

製缶板金加工のVA/VE(コストダウン)を考えるにおいて基本的考え方 その3です。

☆小さな材料は統合する

下記の写真の製品にはM6タップ座9t×32×32が4個取り付いています。

小さい部品の為、溶接用の皮手袋などでタップ座の部品を持つとタップ座の溶接部位が皮手袋で隠れてしまいます。そのため、本体とタップ座の部品を万力などの道具を使用して固定をしてから溶接することになり、固定する作業工数が必要となります。製品としてはタップのピッチが必要となってきますが、タップは万力の道具で隠れてしまうので、タップ座間の寸法を計測してピッチ精度を出すことになりますが、部品の中心にタップが加工されていると部品ピッチの計算は簡単ですが、芯ずれの加工となっていると、計算に時間が掛かり、又、部品の方向にも注意をする必要があるために、何度も確認作業が必要となり、作業工数が増大し、コストアップの原因となります。

VA/VEの基本的考え方 その3

VA/VEの基本的考え方 その3

部品が小さいと材料費が安価になると考えられますが、取付作業工数の増大、作業の危険性の増大、製品精度の品質低下などが発生する事が考えられます。

上記のような例だけでなく、他にも溶接する小さな部品を統合・大型化した設計を行っていただけると、製作工数が削減され、製品精度が向上し、低コストの製品作りに貢献することが可能です。

製缶板金加工.comでは基礎知識をもとに部品の統合・大型化による製作工数を削減するVA/VE提案を積極的に行っております。又、ご要望があれば、当初案の見積と、VA/VE案の見積を作成し、お客様に見積差を確認をしていただいております。

VA/VE案のご要望や、対比用の見積、その他の詳細については、製缶板金加工.comにお気軽にご相談ください。