製缶板金加工.com

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製缶板金加工によるオイルパンの製作について

工作機械や産業機械にとってワークを切削や穴あけ加工をする為にはワークへの加工熱を抑え、切粉を洗い流す為にクーラント液は大量に使われます。そのため、様々な部位でクーラントを受ける『オイルパン』が必要となってきます。

オイルパンにも様々な用途があり、クーラント液や切粉を機外へ排出する為のトイやダクト、シュートと呼ばれるオイルパン、機械装置が架台フレームよりはみ出しているために機械装置の下部を架台フレームを補うためのオイルパン、などが有ります。

多くのオイルパンは鋼板材を使用した板金加工で構成されています。主なる板厚は2.3t、3.2tですが、軽量を要するものは1.6tを使用します。又、作業者が上ることを想定されているものは、4.5tや6tの板厚を使用し、裏面に板金加工の曲げ板加工の部品や型鋼材を使用した製缶加工のブラケットやフレームにて補強することがあります。

大きさも様々で、小さいものは100×100程度のものから有ります。

大きなものでは2500×2000となるものがありますが、これらの多くは架台フレーム上に工作機械の外観カバーを取り付ける為のオイルパンとなる為、外観の仕上げにはサンダーなどによる削り痕や溶接痕、溶接歪、その他の傷が無いようにと高品質が求められます。又、オイルパンはクーラントを受けるだけの機能ではなく、工作機械の外観用のカバーを取り付ける為のヘリや、外観カバーの引き戸やオートドアの為の装置類を取り付ける為のブラケット、オイルパン内面に作業者が上っても足を滑らさないように踏み台を取り付ける為のブラケット、など近年では多種多様な機能をオイルパンに求められ、形状も製作後に不安定なものとなり、運搬する為に特別なジグが必要となることがあります。

製缶板金加工.comでは工作機械のマシンカバーを設計していますが、仕様によって多種多様なオイルパンを設計し、製作をしていますが、図面の部品名にオイルパンと記載しないとマシンカバーと勘違いして全溶接しないことがありました。

オイルパンは液体を受ける製品ですので、水漏れが厳禁です。

設計者の皆さん、図面の品名部には オイルパン と記載していただきたいです。