Q.製缶板金加工ではなぜバーリング加工がコストダウンとなるのですか?
バーリング加工はナットを溶接する加工の代用加工となります。
ナット溶接は
1、板材にナット取り付けようの穴を加工する。(抜き加工(ブランク加工)時に加工します)
2、図面指定のナットを用意する。
3、ナットを溶接する。
4、ナット取り付けの反対面に溶接痕があるので、溶接痕が判らないように仕上げ加工をする。
という大よそ4工程の加工が必要となります。製缶板金加工.comではナットの用意・溶接・仕上げは作業者の手作業となる為、ナット溶接の工数は1分/個と考えております。クレーンを使用しないと製品をひっくり返すことが出来ないような大型の製品のナット溶接の工数は2分/個と考えています。
(例)10個のナットを溶接する場合の工数は、小型品で10分、大型品で20分の工数が掛かると考えます。製缶板金加工.comが運営する株式会社ミツヤでは過去にナット溶接が3種類のナットが92個という大型の製品があり、ナットの用意・溶接・仕上げの工数を計測すると平均95分前後となりました。
バーリング加工は材料の抜き加工(ブランク加工)時にタップまで加工をする為、作業者による加工が無くなるため、(例)で上げた工数は0工数となる為、バーリング加工がコストダウンとなると考えています。もちろん、抜き加工(ブランク加工)の時間は多少増加しますが、製作コストで一番高いコストは人の作業であると考えているので、製缶板金加工.comではVA/VE(コストダウン)を提案する時には人の作業工数の削減となる案を検討します。
詳細については製缶板金加工.comにお気軽にご相談ください。