ブラケットの基礎知識についてご紹介します。
ブラケットは機械装置部品を固定するために用いられる、支持具や取り付け金具のことを指し、自動車部品、工作機械部品、OA機器、医療機器や分析装置などの装置のような、さまざまな機械、装置に使用されます。ブラケットは固定対象物への取り付けが必要になるので、その固定穴、タップの成型や、ブラケットの取り付け部の精度を出すために、穴加工やタップ加工、溝加工やC面取、R面取、切欠けなどの機械加工が必要となる場合が多くあります。また、ブラケットの対象固定物は重量物や、配管、配線、稼動品、装置である場合もあります。これらの対象固定物が本体の機械装置に干渉すると機械の故障の原因となるので、ブラケットを用いて干渉を避けます。たとえば、固定対象物が稼動品や電線・配管である場合には、接合部への全溶接の実施、接角パイプや溝型鋼(チャンネル材)の使用、リブ補強を行うことでブラケットの製品強度を確保することが可能になります。
通常、ブラケットには溝型鋼(チャンネル材)やアングル材(山形鋼)、フラットバー(平鋼)などの鋼材に機械加工を行って穴加工を行います。固定対象物が重量物や稼動スピードが速い稼動品である場合には、ブラケットにも高い強度が求められるために過剰な要求があり、コストが割高になってしまう場合もあります。そこで、従来の機械加工を行っていた材料から板材の板金加工への置き換えることでの工数削減、材料を一体化した板金加工品へ変換することでの部品点数の削減などのコストダウン案によって、製作費用を抑えることが可能になります。
このようなコストダウン案は、加工方法や構造部品の点数および製作方法を、設計段階から検討することによって実現することが可能になります。
製缶板金加工.comは、機械加工を伴う製缶板金加工も得意としており、多数の製作実績があります。また、ブラケットをはじめとする製缶板金加工品の設計段階からのVA/VE提案を行っております。図面をお渡し頂けましたら、実績に裏づけられた製缶板金品のVA/VE提案をさせて頂きます。
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