製缶板金加工のVA/VE(コストダウン)を考えるにおいて基本的考え方 その2です。
☆溶接部品を増やさない
下記の写真の製品にはM6タップ座9t×32×32が4個取り付いています。
ということは、4個の部品を溶接するという考え方になります。タップ間のピッチ精度も作業者によりバラバラになる可能性がある為、熟練の作業者による加工及び、加工後にピッチの検査が必要となり、コストアップの要因となります。
VA/VE(コストダウン)としては4個のタップ座をそれぞれまとめて2個にすることで、部品溶接が2個となり、見積のコストダウンを実現することができます。又、必要なタップ間のピッチは材料の加工時に穴加工がされるので誰が溶接加工をしても高精度なピッチとなります。
上記のような例だけでなく、他にも溶接する部品点数を出来る限り少なくするような設計を行っていただけると、製品のコストが必要以上に上がることを防ぐことが出来ます。
製缶板金加工.comでは基礎知識をもとに部品点数を削減するVA/VE提案を積極的に行っております。又、ご要望があれば、当初案の見積と、VA/VE案の見積を作成し、お客様に見積差を確認をしていただいております。
VA/VE案のご要望や、対比用の見積、その他の詳細については、製缶板金加工.comにお気軽にご相談ください。