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厚板ベース架台の基礎知識

製缶板金加工品の中でも、厚板のプレートとブロック、形鋼(チャンネル鋼、アングル鋼など)を用いた、荷重に強く、耐久性に優れたベース架台の基礎知識について紹介します。

厚板のベース架台では、強度を確保するために全周溶接が求められることがありますが、厚板に全周溶接を適用すると、入熱の時間が長くなり大きく歪みが発生してしまいます。そのため、全周溶接ではなく、開先を取り、タップ溶接をするなど、工法を変更することで品質の低下を招くことなく組み立て・製作することができます。

ま通常の溶接を行うと、仕上げ処理としてグラインダー掛けを行います。しかし、厚板のベース架台の場合は溶接ビードが厚くなるので、グラインダー掛けの工数が多く必要となってしまいます。そこで、溶接の方法を開先溶接にしておくことで端面に溶接の膨らみが発生しないので、グラインダー掛けが不要となります。そのため、仕上げ工程を省略することができるので、コストダウンと納期短縮につながります。

> 厚板ベース架台 の製品事例① はこちら

> 厚板ベース架台 の製品事例② はこちら

また、ベース架台では、お客様が要求されるプレートの板厚が標準の板厚以外の場合もあります。例えば、t15.0などのプレートは一般的には流通していないため、t16.0の標準板材を機械加工を行い、要求の厚みに調整を行います。

製缶板金加工.comでは、上記のように厚板のベース架台の具体的なコストダウン提案や、特注の仕様を満たすための加工対応を行っています。