大型筐体フレーム
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本製品の特徴
製缶板金加工.comで製作をしました大型筐体フレームの事例をご紹介します。本製品は 『断熱材入り大型筐体フレーム』 の内装筐体フレームとして製作をしています。(下部の画像-4が断熱材入り大型筐体フレームのうちの一つですが、別に記載していますのでそちらをご確認ください。)断熱材入り大型筐体フレームが3分割されており、その内側へ本製品を入れこむため、本製品も3分割をしています。
本製品は基本的にアングル形状に加工した板材を溶接組立していく製缶板金加工の製品となります。外面は断熱材入り大型筐体フレームと固定するための取付穴と、内面には各種機能を持ったカバー部品を取り付ける為のタップ穴が溶接前加工にて加工されています。又、断熱材入り大型筐体フレームの内側へ入れる為に全体の寸法精度と歪み(対角寸法)が厳しく、溶接組立時には様々な補強やリブを入れて穴やタップの精度を確保しました。外のフレームと合体固定すると、取付穴がきちんと会うフレームや、穴が1~2mm程度ずれるものなど、3体を違う作業者がそれぞれ製作すると精度に微妙な違いが発生してしまいますが、外側の断熱材入り大型筐体プレームの干渉する部位を少し修正することで、3体すべてが合体取付することが出来ました。
製缶板金加工.comとして製作の難易度に対してご要望される納期が非常に厳しいものがありましたが、製作途中から製缶板金加工.comを運営している㈱ミツヤの工場からトラックに載せて出荷できるか?ということが懸念されました。1体の大きさが巾1900mm、長さ2800mm、高さ2600が3体と非常に大きい製品です。自社トラックとして箱型ウイングが付いた4tonトラックを持っていますが、高さ的に載せることが出来ないため、箱型ウイングが付いていない10tonの平ボディーのトラックを運送業者に用意していただきました。運送業者の方には何度も製作途中の製品を見ていただくことで、トラックへの積み込み順番から、トラックが走行中に雨などから製品を守る為の保護シートを取り付ける為の製品同士のスキマや抱き合わせを計画していただき、無事に1台で出荷することが出来ました。(下部の画像-5が積込中の写真です)
製缶板金加工.comでは様々な大きさの案件の製品を製作しています。今回のような大型の製品を一度に3個(外側の断熱材入り筐体フレームを入れると6個)を同時に製作が可能な溶接組立工場となっております。
大型の筐体フレームでお困りのことが有りましたら、製缶板金加工.comへお気軽にご相談ください。