製缶板金加工の板金加工において鋼板材の切断する加工はレーザ加工機やタレットパンチプレス加工機を使用することが主流です。設計者の基礎知識として、それぞれの加工の利点と難点を知ることで、製缶板金の製品の精度や品質、コストを意識した設計をすることが可能です。
レーザ加工機
メリット
1、どのような形状(鋭角など(例;星形))にも加工が出来る
2、定尺材料の歩留まりが良い
3、切断面は手で強く押し引いても切れないくらい綺麗であり、材料の組合せが容易である。
デメリット
1、加工スピードが遅い(近年は速くなってきていますが、それでも…)
2、材料に微量の熱が残る為、歪となり易い
タレットパンチプレス加工機
メリット
1、加工スピードが圧倒的に速い
デメリット
1、切断面が凸凹が発生し、裏面に鋭いバリが発生する為に、バリ取作業が必要
2、切断面の凸凹やバリのため、材料を組み合わせ難く、組み合わせる為の工数が掛かる
3、鋭角な形状の加工が出来ない
等が挙げられます。
製缶板金加工.comでは全ての製品において製品の形状設計が自由となり、切断加工をしたままで製品となり、また、溶接加工が多い為に材料の組み合わせが容易となるレーザ加工機で加工をしております。切断コストの面ではタレットパンチ加工機には及びませんが、切断後の扱いの容易さにおいてレーザ加工機の方が製缶板金加工.comにご依頼される製品に対して良いと判断をしているからです。
板金加工や製缶加工、製缶板金加工の製品を設計さる方々にはぜひ加工機の特徴を知っていただきたいです。