Before
上記のような、全長2.0 m、板厚1.6mm であるような大物・薄板の製缶板金部品は、Z形状に曲げられた箇所の強度が構造上弱く、運搬時の衝撃で破損しやすくなります。また、重ねて平積みすることができないため、運搬時の空間効率を下げ輸送コストアップの原因となってしまいます。
コストダウン事例
After
Z 形状の大物・薄板おの製缶板金部品においては、運搬時の衝撃で破損するリスクを減らすため、上図のようにリブを入れるなどの補強を行うことが有効になります。また仕様上問題が無ければ、Z 部分を別体化した設計とすることによって、破損のリスクを減らしかつ運搬効率が高めることができ、コストダウンを実現することができます。
サイズが大きい薄板の製缶板金部品は、運搬時の破損リスクが高いため設計時に運搬製を考慮した設計とすることが重要です。特に部品が立体構造を持つ場合は、リブを持った設計へと変更することで強度を確保するといった手段や、仕様上可能ならば別体化した設計へと変更することで運搬時のリスクを下げ、運搬のコストダウンを図ることができます。