Before
簡易固定ブラケットのVA事例のご紹介です。5t×40×40と6t×50のフラットバーを溶接組合せをおこなう製缶の製品となっております。アングルを組み合わせる為にアングル2本にはきりかけが発生しておりますが、アングルの内側にはRが有るために必要部位を切欠け後にR部位をサンダーで削り落とす必要があります。製品の上面には丸穴とタップ穴がありますが、全て手作業にて下穴・タップ穴の加工となる為に穴ピッチの精度が低いものとなります。アングル材やフラットパーの鋼材を使用している為に、鋼材の切断や穴など加工が全て手作業となる為、コストアップの要因となっています。
コストダウン事例
After
アングル材とフラットバーを4.5t材と6t材の板材加工とした板金加工品とすることで、組み合わせる部位の切欠けや丸穴・タップ穴は抜き加工時より加工されるために、人の作業による加工が削減され、コストダウンを実現します。又、穴ピッチなどの精度が向上し、製品の精度の品質が向上します。
鋼材を使用した製缶の製品を設計・製作前の段階から人の手による手作業の削減を考慮した板材加工へ設計変更することで、コストダウンを実現します。今回の簡易固定ブラケットの例では、当初VA提案前の見積とVA提案後の見積では約45%のコストの削減を実現しております。このように製缶板金加工.comでは見積の段階で設計的なアプローチをおこない、VA提案を実施し、コストダウンのご提案をさせていただいております。