簡易型架台フレーム
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本製品の特徴
製缶板金加工.comで製作しました製缶加工の簡易型架台フレームの事例をご紹介します。本製品は工作機械や産業機械の検査装置用の架台フレームです。材料は角パイプ34本、薄板材6枚、厚板材1枚、合わせて41点の部品で作られています。通常の架台フレームは、四角の枠を組む時にはお互いの端面を45度に切断し、角パイプの切断端面が見えないようにするのですが、本製品は90度切断した角パイプを組み合わせることで、角パイプの端面を45度に切断する加工のコストと組み合わせ時の微妙な端面角度の調整の作業コストを抑えた架台フレームとなっております。角パイプの端面は通常メクラ板を世節するのですが、今回はコストを抑える為にお客様のご意向でメクラ板を溶接していません。架台フレームの強度を保つために全周溶接を行い、内側の溶接部分は溶接ビードの削り作業は行っていない為、製作時間を短縮でき、コストダウンを可能とします。フレーム外周にはお客様にて内部を隠す為のカバー類が取り付けられるために、溶接部分はグラインダーで丁寧に仕上げています。また、架台フレームの溶接箇所が多いため、歪みや湾曲が発生しやすくなっています。そのため、事前に溶接変形を予測することで変形をなくしスムーズに作業できるように工夫を凝らしています。溶接の変形防止方法として、製缶板金の基礎知識にも掲載させて頂いています。架台フレームの上面の厚板のベース板や、架台フレーム側面には機械装置やカバー類を取り付けるための穴やタップの加工がされていませんが、本製品はお客様が納品後に自由に加工をする為に穴やタップの加工を行っておりません。
架台フレームの製作や見積については製缶板金加工.comにご相談ください。