防音材入りカバー筐体
業界 | 板金加工+製缶加工 |
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材質・板厚 | 鋼板材、SUSパンチングメタル、チャンネル材、グラスウール |
寸法 | W;4600 L;1600 H;1840 |
備考 | 2.3t、3.2t、4.5t、6t、9t、1.2SUSパンチング、チャンネル、アングル等 |
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本製品の特徴
製缶板金加工.comで製作をしました、防音材入りカバー筐体の製作事例のご紹介となります。本製品は製缶板金加工.comの製作事例集にあります 油圧ポンプユニット用エンジンカバー(筐体) の類似品となります。本製品の特徴としてはカバー筐体上面から側面にかけての大きな傾斜面と平面的に凸型をした形状です。本製品は特殊形状な為、油圧ポンプユニット用エンジンカバー(筐体)のように量産タイプではなく、今回新規でご注文をいただきました。その為、展開プログラムから製作完了まで約8週間ほどかかっておりますが、1台を類似品であれば4週間程度で製作することが可能です。
本製品は基本的には型鋼材のアングルやチャンネル材で全体の枠組を製缶加工し、板金加工で製作したカバーを貼り付けていきます。製缶加工の枠組と板金加工のカバーを合体してから、内面に防音材形状に合わせて切取り、SUSパンチングメタルで抑えて溶接固定をします。
本製品の難しいところは傾斜部位です。小型の物であれば、難易度も低いと思いますが、今回のように傾斜部が W;3,000、L;525、H;850もある様な傾斜は製作途中の計測が難しく、正しく製作が出来ているのか?を計測するために一人ではできす、二人作業となってしまいます。又、製品が大きく、防音材をカバー筐体の内面に貼り付け、SUSパンチングメタルにて押える為に、カバー筐体を何度も回転させなくてはならず、それだけでも時間を要してしまいます。油圧ポンプユニット用エンジンカバー(筐体)であれば量産品の為、様々な固定治具があるため、回転が容易ではありますが、単発・単品だと治具を製作することが出来ず、量産品のように簡単ではありませんでした。
傾斜部内にブラケットを取り付けるのですが、ブラケットの取付面が地面と平行に取り付ける為、図面上ではブラケットの間隔が100mm・150mmと記載されていますが、実際に取り付けた時の計測が立体的になるため、差し金などを利用して計測することになり、キチンと計測が出来ない部位もありましたが、他部品との兼ね合いを見ながら製作することで、ある程度ではありますが、寸法通りの製品とすることが出来ました。
製缶板金加工.comでは様々なカバー筐体を製作事例が多数ございます。工場も広い為、大きい製品も製作が可能ですし、トラックへの積込も工場内にておこなうため、天候に関係なく予定通りに出荷することが出来ます。
カバー筐体などでお困りのことがございましたら、製缶板金加工.comにお気軽にご相談ください。