製缶板金加工.com

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製缶板金加工における装置架台の基礎知識

機械装置、検査装置、半導体製造装置など、装置類はある一定の重量があるため、支えとなる架台・フレームには剛性や強度が必要となります。そのため、装置架台にはアングル鋼、チャンネル鋼、角パイプなどの強度の高い材料を溶接での組み立てが要求されることが多くあります。

装置架台向けに使われるアングル鋼、チャンネル鋼などの型鋼や角パイプの製缶溶接には、全溶接の指示が多く、溶接の熱による歪みが発生しがちです。熱による歪みを最小限にするため、都度、冷却しながらの溶接や、溶接手順を工夫する必要があります。さらに、装置架台にはカバーやブラケットが取り付けられるので、機械加工を伴うことも多くあり、溶接手順だけではなく、機械加工の手順の工夫も求められます。

また、装置架台の上に乗る機械設備や検査設備、半導体製造装置の重量に耐えるため、架台のテーブルは厚板が採用されます。厚板は溶断やレーザーカットにて切断加工を行われますが、厚板になるので、その破断面と平行度の精度を出すことがポイントとなります。特に溶断を行うと歪みが発生しやすいため、溶断には高い技術が求められます。

一般的にはSS400やSPHCなどの鉄系の材料が装置架台には採用されますが、軽量化のためにアルミ材が指定されることがあります。アルミ材を装置架台に使用すると軽量化は図れますが、アルミは傷つきやすいため、現場での据え付けが発生してしまう場合があるので注意が必要です。

製缶板金加工.comでは、高い剛性・強度の求められる装置架台の製作実績も多数あります。装置架台用のテーブルの板厚はt22.0までの製作事例もあります。

>> 装置架台フレームの製作事例

装置架台についても、製缶板金加工.comまでお気軽にお問合せ下さい。