製缶板金加工.com

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板厚の種類の統一による工数削減

Before

1 つの製缶板金部品に対して板厚の種類が複数枚ある時、枚数分だけ材料の搬出入が伴います。また、曲げ加工においては板厚の種類分の金型交換が必要となり、前段取り作業が増大します。図例では2.3t、3.2t、4.5t、6t、9t の5種類があり、全体作業工数の中で溶接加工の前段取り工数が多くなる為、コストアップとなります。

コストダウン事例

After

板厚9mm以上の鋼材は、メイン材料の板厚と同じ材料を使用した曲げ材で代用すれば、薄板加工のみにすることができます。曲げ材での代用により、市販品の有無を確認する必要がなくなり設計工数を削減できます。また、製缶板金加工に用いる材料種類も減らせますので、材料搬出入・曲げ金型交換の回数を抑え、溶接工程までの前段取り作業が効率化し、納期短縮かつコストダウンへと繋がります。

5種類の板厚を使用することにより材料の管理コストがかかることと、および曲げ加工における金型の交換などの工数が増加することが問題でしたが、板厚を統一することで解決することができます。製缶板金加工に使用する材料の板厚は、極力統一することにより、材料管理の簡易化及び加工効率向上によりコストダウンが可能となります。