Before

製缶板金部品のR形状が30 以上の大きさのRとなっている場合、このような大きなR はFR曲げで対応することになります。この際、Rに応じた金型が必要となりますが、R形状の設計が55R などの半端な大きさのR 指示となっている場合、これらのサイズの金型は一般的に流通していないことが多く、サイズに応じた金型を調達する必要が生じ、コストアップとリードタイムの増大につながってしまいます。

After

製缶板金部品のR形状をFR曲げ加工する場合、R形状の設計はＲ50やＲ60など切りの良い数値で設計することで製缶板金加工コストダウンとリードタイム短縮を実現することができます。R55などの金型と異なり、R50やR60のサイズの金型は一般的に多くの製缶加工会社で常備されており、これらの既存の金型に合わせた設計を行うことで特注金型等を調達する必要がなくなります。